峠とは関係ない話しですが・・・。もうあれから数年が経ってしまった。2010年の9月、俺の大好きなライダーが事故にあいました。サンマリノでの富沢祥也君の冥福を祈ります。彼、若かったし、とても残念です。
俺は彼が好きでした。いつも応援していました。彼の走り方が好きでした。あの若干19歳のギリギリを攻めるバイクライダーが、マジ愛おしかった。彼の勇姿は、今でも俺の頭の片隅に残り続けています。しかしまだ19歳だもんな~今では、富沢君の想いを背負って、中上貴晶選手が頑張ってくれてますが。
俺はと言えば、50歳を過ぎて、峠に憧れ、突如としてバイクに目覚め、教習所通い。一番の難関は「一本橋」。なかなかクリアー出来なかった。お恥ずかしい。でも、今となっては、懐かしい出来事です。
最近は、ますますバイクに目覚めてしまい、自宅も峠の近くに引っ越す始末。自宅から100mも行けば、埼玉県の国道299号線があります。あの中嶋悟さんも若い頃に走り方を練習したと言われている国道299号線ですね。
その先には、正丸峠を始め、楽しい、愛しい、沢山の峠があります。埼玉の奥の峠は、コンディションも悪く、アンジュレーション、落ち葉は当たり前。30mから50mの間隔でコーナーが続き、とても車向きの峠ではない。だからかな、バイクの走り方を心底楽しめる場所なのです。
いつでもワインディングと峠が在る、っていう地域。バイク乗りにはたまらない聖地と言っていい地域です。笑
バイクで峠の走り方を楽しむ為の教材を数本、紹介します。きっとあなたのバイク・ライフに役立つものと思っています。大型バイクでも、危なげ無く、コーナーを抜けて行く感覚。快感ですよね。
ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法 ~低速バランス編~
教習所で俺が一番苦手としていたのが、あの憎き?「一本橋」でした。皆さんも知っての通り、バイクってスピードに乗っている時は、軽快で、扱い易い。
しかし、一旦、低速・特に時速10km以下のノロノロ走行になると、思うようにバイクをコントロール出来ない。こんな経験は、誰でもあると思います。
身体のバランス感覚だけではなく、ローギアに入れた状態で、微妙なアクセルワークで、スロットルをコントロールする。これって、頭で描くよりも実際は大変です。俺なんざ、今でも、ギクシャクしてしまいます。
特に、ツーリングで出くわした幅数メートルの、少し傾斜している道路。緊張からか、仲間に見られているからか、知らぬ間に身体がこわばっているのでしょうね。
このDVDでは、低速でのバランス走行の基本、その姿勢からブレーキ、クラッチのコントロール法、今の教習所では絶対に教えてくれない内容を学べますよ。
恐怖心から解放され、かっこいいUターンを制する編(販売終了)
俺もバイク乗りだから分かるのです。特に峠路で。ハッキリ言って、Uターンを見るだけで、そいつの走り方というか技量が分かります。
その位、Uターンって、バイク乗りの走り方の基本中の基本ですよね。この技量は、低速になるほど、狭い道幅や峠になるほど、如実に出てしまう。
白バイの警官のように、低速でも自由自在に大型バイクを操りたい。仲間とツーリングに出かけ、狭い峠道でのUターンで、恥をかきたくない。
このDVD、2時間20分にも渡る、徹底したUターンの練習に終始します。たぶん、これ程のUターンに徹して、分かりやすい教材はないでしょう。俺も、随分と走り方の勉強になりました。特に、年配者には絶対にオススメかな~。
俺的には非常に残念なんですが・・・。
このDVDは販売を終了してしまいました。(悲しい)
Uターンを制したい方には、このYouTube動画をオススメします。
ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法 ~ワインディング編~
これは、サーキットでの走り方やバイクライディングをお手本にしたものではありません。あくまでも、公道のワインディングや峠走行を、安全に、楽しく走る為のものです。
例えば峠、左コーナーより、右コーナーが苦手なバイクライダーっていますよね。何を隠そう、俺自身もそうです。走り方って奥が深い。右コーナーの峠のコーナリングで、意に反してセンターラインに近づき対向車の恐怖に怯え、何となく動作がギクシャクして、上手く曲がれない、なんて事はないでしょうか。
ワインディングでの恐怖心を克服するというよりも、自然に自分自身の走り方の技量を少しづつ伸ばしていって、よりスムーズに、物理の法則に逆らわない峠でのコーナリングを目指します。
バイクはチカラで曲げるのでは無い!(分かってますよね、こんなの苦笑)重心に逆らわない?コツの走り方を、俺はこのDVDで学びました。
ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法 ~ハーレー・アメリカンバイク編~
これは、ハーレーやアメリカンバイクに特化した走り方の練習内容です。スポーツタイプのバイクに比べて、アメリカンバイクは機敏さに欠ける? 特に峠では。と思っているライダーも多いいと思います。
ハーレーやアメリカンバイクの潜在能力を目一杯引き出し、峠やワインディングでスポーツタイプのバイクに負けない走りを実現する為のテクニックや走り方、考え方をレクチャーしてくれています。
アメリカンバイク特有の重たさや、バンク角の浅さを利用した走りを徹底的に解説、指導してくれます。アメリカンで峠を攻めるも良し。ハーレーを代表とするアメリカンバイクに乗って、その内包するチカラを ふんだんに味わう事が出来る。そんな走り方の教材ですね。
ツーリングで少しだけ「膝」を擦りたい人へ ~膝擦りのお勉強編~
ちょっと上手くなって(上手くなった気分になって)、ツーリングに慣れて来て、しかも、あなたのバイクが、スーパースポーツ(SS)系だったとしたら?う~ん、ちょっと考えてしまいますよね~。目の前には、ワインディングが続いていたりして。
少しだけ「膝」を擦って、コーナリングしてみたい魔の欲望に駆られてしまうバイク乗りの嵯峨。でも、気を付けてください。そこには怖い落とし穴がパックリと口を開けています。
かつて、シュワンツ、レイニー、スペンサー等に憧れを抱いたアタナ。気持ちは分かります。俺も、自由に膝を擦りながら走ってみたい。と思ったことが、何回もあるので。
そりゃあ~ね、バイク乗りだったら、一度は、鈴鹿8耐や日本GPに熱狂したでしょうし、バレンティーノ・ロッシや、マルク・マルケス等のMotoGPライダー達に憧れる気持ちも。
膝を擦りながら、ワインディングを駆け抜ける姿に強烈なロマンを抱いてしまうアナタ。でも、俺はあえて言います。「まずは、サーキットに行きましょうよ!」
このDVDは、そんなアナタに向いているかも。サーキット走行で「超・自在に膝が擦れてしまう」、大人のライディング・テクニックを解説しています。各コーナーで、「え? 嘘? あのオッチャンが?」と若い女性ライダーに呟かれ、華麗なハングオフフォームを決めながら、サクっと膝を擦る?的な?笑
因みに、俺が住む関東地区で、手軽に行けてオススメなサーキットは、埼玉県本庄市の「本庄サーキット」と、埼玉県桶川市の「桶川スポーツランド」です。ミニバイクでの膝擦り走行も、やってみると、結構大変です。でも楽しい。
仲間と行くツーリングも好きですが、一人ツーリングのほうが俺は性に合ってます。(こんなサイトを夜な夜な作ってる位のオタクだからかな)一人ツーリングに行くと、時々出現する、ガラ空きの河川敷に広がるような大きな空き地。
こんな空き地を見つけては、Uターンの練習に励む俺。俺のような日曜ライダーにとっては正直、Uターンという行為がどれだけ大変か。
俺の周りを見ても、完璧なUターンが出来るライダーは、そうそういません。何10年ものベテランライダーでさえも、完璧なUターンを決められる人は少ないです。
ましてや、俺よりも初心者となれば、100%無理、と言っていい位の技術なのですよね、実際。でも、このUターンというヤツ、街中やツーリング先では、絶対必要不可欠な行為ですよね。しかしそれがなかなか上手く出来ないのです。
もちろん、出来ればすっごく便利だし、ツーリング等では何よりカッコ良いし、仲間から一目置かれる存在になるのは必至です。特に、狭い峠道での引き返しなどに、両足付かないでバッチリ決まったりしたらね~。
バイクのUターンって、いくら頭で考えていても上手くならない。練習によってしか習得することは出来ないのは分かっていても、あえて皆さん練習しないのは何故? その理由は、過去の練習中の、転倒の経験がトラウマになっている例が多いと思います。
皆さん、ライダーは転倒を嫌います。高価なバイクに乗っている人程、そうみたいですね。そもそもバイクに傷がつくし(俺なんざ、何回、クラッチやブレーキレバーを壊したか)、ライダー自身も、怪我をする可能性がありますよね。
これが恐怖心の根となり、転倒するぐらいならあえて練習なんてしたくない、別に出来なくても構わないし。という信条で、皆さん、なかなかUターンの練習に切磋琢磨しないのだと。
しかし、俺は思います。ちゃんと練習をしなければ、出来るようにはならないのです。コツコツでもいいから、練習を続けることで、完璧なUターンは出来るようになると。実際、50歳半ばを過ぎた俺のようなオッチャンでも、半年程の練習で出来るようになりましたから。
頭で考える、イメージを膨らませる、は家に帰ってからでいいと思います。とりあえず、広い空き地を見つけたら、転倒を恐れずに練習してみる。これが大事です。
他の人には当てはまらないかもしれないけれど、俺なりの習得したコツを書いておきます。バイクでの、私的・低速旋回術とでもいいましょうか。(最初は結構、勇気が要りました苦笑)
★4気筒バイクの場合です
・2速に入れて、思い切ってクラッチを離す
・アクセルを一定に保ち、後ろブレーキで軽くコントロールする
・思い切ってバイクをねかす
・回る先に視線を向ける
要約するとこれだけでした。これで狭い道でも、クルリとした自然なUターンが出来るようになりました。
ただ、1気筒バイクの場合は、トルクがあるせいか、かなり難しく、2速に入れるとカクカクしちゃって、どうしても半クラを入れながら、片足を地面に付き気味にして回ってますが。
あとはですね・・・、俺の場合ですが。初めから、400ccや750ccの大きなバイクでは無く、最初は、小さな排気量のバイクで練習しました。
俺がよく使ったのが、レンタバイク。オススメは「スズキ・ジクサー」です。排気量は150ccで、車両重量は130kg位です。
転倒する恐怖感は無いし(転倒しそうになっても、充分、足で踏ん張れる)、トルクが予想外にあって、1速で、クラッチ離して超低速で、リアブレーキで完全にコントロール可能です。
もっともっと、バイク走行が上手くなりたい。これ俺の本音ですよん。
俺のバイク趣向は、直線番長じゃないんですね。どうしても峠なんです。峠と言えば、もちろんその走り方の主体は、コーナリングです。
大型スポーツバイクは尚更なんですが、別に400ccだって、250ccだって、あくまでもコーナリングはコーナリングですよね。峠もそうだし。125ccのコーナリングだって走り方は難しいし、充分に楽しめると思っています。
でもですね笑 この歳になると、勢いや根性だけではバイクは曲がらないのですよ。あ!歳のせいにしたらダメですね。ちゃんとした走り方を学ばなくては。若くても峠のコーナーは、成り行きや根性では曲がれないです。そんなことしてたらケガします。つうか、谷に落ちます。
曲がり切れる安心感と、カッコ良い峠でのコーナリングを決めたいなら、絶対に、「バイクの向きを変える」動作を体得することが必須だと思っています。
先にカーブが見える。カーブに進入する手前までの減速から始まっていく訳ですが、その後、いくつかのプロセスを実行して、峠のコーナーを抜けていく自分がいるのです。この走り方を是非体得してください。
その走り方のプロセスを明白にすると、まずは、どの位手前で減速すればいいのか?峠の先に見えるコーナーは一体何度の曲率Rなのか? どの辺りから曲がり始め、バイクが旋回している時間での必要な動作は?
ほんと、個々に分析すると峠やコーナリングは非常に深い動作の連続なんですね。そうだ、コーナーの出口に向かっての立ち上がる感覚だって体得しなければなりません。俗に言う、クリッピングポイントでしたっけ? そんな走り方の見極めも必要ですよね。
俺は経験上、こんないくつもあるコーナリングの動作の中でも、やっぱり、一番重要なのは、コーナーに向かってバイクを曲げていくテクニックだと思うのです。これが、峠やコーナーでの全てを決めるポイントだと言っても過言ではないと。
これはバイクの経験者から初心者まで、走り方の永遠のテーマだと思います。体重を上手く味方に付けて、バイクの向きを変えるテクニック。
ワインディングや峠をガンガンに攻める大型排気量の経験が長いライダーにとっても、割りと俺に近いかもしれない、自分ペースのライダーにしても、教習所を出たてのバイク免許を取ったばかりの初心者にとっても。基本の走り方は同じ。
速く曲がる、遅く曲がるは関係無しに、心の余裕を持って爽快に曲がるには、この、いかにコーナーに向かってバイクを曲げていくか、というのは最大の課題だと思っていて、これで峠等のコーナリングのほとんどは決まるのではないかと。
そもそもですね。走り方として、コーナーを曲がるって、どうやって曲がり始めるのでしょうか?ほとんどの皆さんは、ただなんとなくアールに沿ってバイクを傾けて曲げているのだと。
もし、旋回中に何らかの危険な雰囲気が出てしまったり、上手く曲がりきれなくて、対向車線にはみ出したりして、峠で恐怖を感じた走り方をしてしまったりしますよね。
クリッピングポイントを過ぎて、後半に差し掛かった時、もしかして曲がれない? なんて感じて、慌ててバイクのブレーキを握りしめてしまったり。
こういうのって、オーバースピードで峠のコーナーに突っ込んだ時だけとは限らない。普通に、自分にこなせるだろうと思ったスピードで入ったコーナーでも、予測と違った挙動にバイクが振られてしまう経験って、私には何回もあるのです。こういう時って、基本の走り方に問題があるわけです。
こういうドキっとするような瞬間って、やっぱりコーナーの序盤でしっかりとバイクの向きを変えるという基本的なテクニックが出来てない証拠だと思います。
一番怖いのは、自分が曲がり切れない不安にかられた時なんです。こういう時に事故が起こります。俺もそうですから良く分かるのです。魔の峠です。
バイクを曲げる走り方、特にスポーツライディングにおいて、ライン取りと旋回、そしてコーナーを立ち上がるまでのテクニックも、全てが、俺はあのコーナーは、あそこから曲がり始めるんだ、という明確なポイントを自分の中に描き切ることによって初めて、峠のコーナリングなるものが成立するんだと。
もっと端的に言わせてもらうと、ちゃんとしたバイクの向きを変える動作を覚えないとその後のコーナリングの動作の組み立てそのものがバラバラになってしまいます。道幅が狭く細かくうねる峠の走り方の攻略には絶対必須です。
このような、安心して曲がれる技術、他人から見てもカッコいい峠の曲がり方。体重の重心移動とか、ブレーキのリリースのタイミングとかも含めて、俺は、このDVDでその走り方の全てを学べたような気がするんです。
↓↓ 俺的には、これが一番のオススメDVDです。
ワインディングを楽しく、峠をバイクで安心して曲がれる走り方